るしぃた

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【BBSについて】
◆このBBSは、わたし「luci」が、TSF関連のお話を書き、投下するのがメインとなっています。
 ですので「TSFのSS」スレッドが中心になります。なる筈です。多分。
  が、なにぶん遅筆なため、更新が滞ります。気長に待ってて下さい。
  ※リンクはフリーです。奇特な方、リンクしてやって下さい。

【スレッドについて】
◆時々、個別のお話のスレッドを立てるかも知れません。
  スレッドは管理者以外は立てられません。
  スレッドは時としてスレッドストップをかけている場合があります。ご注意下さい。
【削除規定】
◆基本的には削除無しの方向です。
◆但し、以下の場合は削除します。悪しからずご了承下さい。
  ・livedoor及びしたらばの利用規約遵守していないカキコミ
  ・目に余る個人攻撃のカキコミ
  ・広告
  尚、わたしがカキコミを間違えた場合(誤字脱字とか)は管理者特権で削除、アップし直します。

◆追加及び警告
※ここで掲載しているお話には、愛の全く無い暴力によるセックスシーンと
  著しい暴力シーンが展開している話があります。
  これらに嫌悪感を催す方はお読みにならない事をお勧めします。
  警告を無視してお読みになった場合、如何なる心理的変化が起きようとも、
  またその為にお読みになった「あなた」が犯罪に走ろうとも、
  当方、掲示板設立者であり作者のluci◆luci.asptIは責任を負いません。
  また当掲示板記載作品、及びその作者は、
  レイプ・輪姦等の性犯罪の助長を目的としてお話を書いている訳ではありません。
  レイプ・輪姦等の性犯罪は人権を無視した重大な犯罪です。
  ここに掲載されているお話は全て『フィクション』です。

※掲載しているTSFのSSと「luci★」、「luci◆m2rEvYNQbQ」、「◆luci.asptI」の発言の全ては、
  「luci◆luci.asptI」著作権があります。
Since Oct.13th 2005


スレッド作成:
タイトル:
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内容:

1 : ★感想処★(88) / 2 : TSFのSS「魔封の小太刀」(25) / 3 : リンク、スレ(6) / 4 : 作品リスト(11) / 5 : TSFのSS「ウツロナココロノイレモノ…」(8) / 6 : TSFのSS「牧場のおいしいミルク」(ショート)(2) / 7 : TSFのSS「妖精とらぶる」(23)
  (全部で7のスレッドがあります)

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1 ★感想処★ (Res:88)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1 名前:luci★ 投稿日: 2007/09/20(木) 15:42:32 ID:???0
ご感想・ご意見などありましたら、お書き下さいませ。

79 名前:toshi9 投稿日: 2009/10/10(土) 01:01:42 ID:J8n.JcQw0
luciさん、復活おめでとうございます。
ノッて書けるのが一番ですよね。

80 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/13(火) 15:57:55 ID:???0
お越しいただきありがとうございます。

完全復活ではないのですが、取りあえず、書き始めました。
いつものように、ちょっと長いお話です。
自分のところで手いっぱいで、あまり色々な所に顔を出せません。すみません。

81 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/16(金) 21:15:52 ID:???0
なんだか、書くところが微妙だったので。

ご主人さまのところでありすちゃが書いているお話。わたしのとかうずらちゃのとかと違って、リンクがばらばらで探しづらいのです。
できれば↓みたいなのを希望しているところです。
ttp://okashi.blog6.fc2.com/blog-entry-1498.html

というか、アリスの娘たち含めて、ご主人さまのところで読めるようになるといいのにな。

82 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/19(月) 20:54:52 ID:???0
TSするHe理屈。

電子にエネルギーをかけると基底状態から励起しますよね。その変化が何故かリボソームに作用し、異常活性し、蛋白質をとんでもないスピードで合成し、勿論代謝系も亢進。
そして、性染色体の塩基配列だけが変性し通常とは異なる情報を伝達する。異常なスピードで細胞自体のエクスチェンジが起こり、性別が変化する。
しかし莫大なATPが必要になるので、性別変化した場合、体脂肪が極端に減少し、同時にアミノ酸も減少するので肉体は一回り以上小さくなる。

というのを考えました。
電子云々からリボソームへの繋がりが全く意味不明ですが、リボソーム以下は何らかの変性が起きれば可能だったら面白いなかと。
別に励起しなくてもいいんです。そこは何か力が加われば。励起エネルギーとして考えたのは、蛍光で電子が基底状態に戻り光が消えるみたいに、元に戻れるという事にしたかったので。
別に戻れなくてもいいんですけど。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

83 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/20(火) 17:53:42 ID:???0
◆お知らせ◆
次回は軽いアクションの予定。

TSするHe理屈。
今日、冷静になって考えたら、全体的に意味不明でした。あぁ……

84 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/23(金) 23:28:50 ID:???0
◆お知らせ◆
リアルが忙しくなるので、11月中旬までは書けないかもです。

85 名前:あむぁい 投稿日: 2009/11/03(火) 00:58:25 ID:Ai0XUwro0
ありすちゃんの作品りんくは俺もぜひ作らねばと思っていたところ。
luciのも作りましょう。一時期変名で書いていたやつはどうしましょう?w

86 名前:luci★ 投稿日: 2009/11/04(水) 19:53:40 ID:???0
こちらに来て頂いて嬉しいです。

あら? わたしのリンクは既にありますよ? 変名のも入れておいてくださいませ。

87 名前:あむぁい 投稿日: 2009/11/05(木) 23:44:12 ID:Ai0XUwro0
okashi.blog6.fc2.com/blog-entry-6325.html
作りましたー。

変名のはカテゴリを変更して、入れておく事にします。

88 名前:luci★ 投稿日: 2009/11/25(水) 21:41:38 ID:???0
「カレーライス」
いい感じにやる瀬なくて、よかった。

名前: E-mail(省略可)
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2 TSFのSS「魔封の小太刀」 (Res:25)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1 名前:luci★ 投稿日: 2009/09/07(月) 20:07:03 ID:???0
 『昔々あるところに、とても腕の良い刀鍛冶がいました。
 ある日刀鍛冶は神託を得、魔を祓う太刀と小太刀を作り始めました。ところがこれに驚いた魔の者たちは、そんなものがあっては困ると刀鍛冶をころす相談をしました。
 けれども刀鍛冶には神がついています。魔の者たちは触れる事さえできません。色々考えた挙げ句、刀鍛冶の想い人を使うことを思い付きました。神の力のおよばない場所に誘き出そうと言うのです。

 ……斯くして、小太刀は完成しましたが、太刀は未完のまま刀鍛冶はこの世を去ってしまったのでした。』

* * * * * * * * * * * * * * * *

16 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/16(金) 17:39:24 ID:???0
 秋の日は釣瓶落としとはよく言ったもので、五時を過ぎると大分暗くなる。俺は涁が来るまでの間、校舎の北東側に来ていた。
「ここみたいだな」
 目の前には風雪に角が削れた四十センチ程の高さの石があった。振り向き、見上げると校舎の非常階段が少し錆びた姿をさらしていた。
 馬場高志、千草奈緒香、大東文香の三人の遺体が相次いで発見された場所だ。
『元々何かを封じていたのだろう』
 宝珠丸の言うとおり、何かが「いた」感じはあった。それもよくない何かが。空気が澱みあまり気分がいいところではない。
 その原因がどこに行ったのか、俺には今近くにいない位しか解らなかった。宝珠丸が何も言わないところを見ると、奴も解らないのだろう。
 亡くなった三人の想いが伝わってくるかと思い、石のそばで膝を折った。地面に触れても何も残っていない。
『おい、見られているぞ』
 背後の気配は俺も気づいていた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

17 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/17(土) 16:40:58 ID:???0
「はははっ、お前『ムー』好きって言ったのか?! 笑わせ過ぎだ!」
 迎えに来ていた涁が、今日の教室内での話を聞いた途端笑い出した。滅多に笑わない奴に何を大笑いされたのか解らない俺は、ぶすっとして少し早歩きで、そして涁から視線を外した。
「まぁ、いいか。その方が話しも聞き易いだろ?」
「……涁の方は何か判ったのかよ」
「話し方気をつけろ。安西のことを中心に聞いてきた。大分魔に取り込まれてたみたいだな」
 それまでとは打って変わって真面目な表情になる。
「どんな感じだったって?」
「安西は怪奇系のサークルを作っててな、学校の怪談を探ってたらしい。特に鬼門にある石な。人喰い石とか言われていて、何年か前に生徒がいなくなったと」
 あの石には魔が潜んでいた蹟はあったけど、人が取り込まれた感じは無かったな。
「最初は一人で調べてたようだ。それが一月くらい前か、人が変わったように攻撃的になったらしい」
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18 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/19(月) 14:23:07 ID:???0
* * * * * * * * * * * * * * * *

 二三日の間、安西の意志を持ち、人外の力を振るう魔は、なかなか現れなかった。
 その間の学校生活では生徒たちとも大分打ち解けてきた。からかい半分か興味本位なのか、お化けの話や怪奇現象について語ってくる男子や女子が多くなっていた。
 楽しくないと言えば嘘になる。それ自体はいいのだ。ただ、俺の仕事にとって実りある話では無かった。
 俺自身がみんなに対して負い目がある事もその理由の一つだろう。正体を偽っているというのは、結局、騙しているのと変わらない。
 それに、次第に女としての生活に慣れているのがイヤだった。話をすればするほど、女言葉を使わなくてはならないのだ。涁やおやじ殿の前で自然に女言葉がでてしまった時は、暫く落ち込んでしまった。
 学校では遠藤の視線がどこにでもあり気が抜けず、家では自分の「慣れ」に気をつけなくてはならず、気を抜けるのは部屋くらいしかない。それすらも、おやじ殿がいつ覗きに来るか判らない。
 しかし、今日、その状況も変化の兆しを見せた。
 他のクラスか上級生か、見覚えのないいわゆるヤンキーな生徒が安西の事で話しがあると言ってきた。時間は放課後、場所は遺体発見現場。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

19 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/20(火) 17:51:25 ID:???0
 これまで封魔の太刀を使っていた時には、太刀を振るうだけで魔を封ずる事ができていた。ある程度力のある魔の場合、複数の人間を操る事ができるのだが、俺は構わず太刀を振るってきた。後先を考えずに。
 しかし太刀のない今、それではだめなのだ。宝珠丸の力がどの程度か判らないし、その度に力を借りていたら、いつか俺は男の記憶を喰われ尽くし女でいる事を当然と思ってしまうだろう。
 だから俺はやり方を変える事にした。安西を殺した魔はどこかに潜んで、新たな獲物を探しているだろう。そこに俺が来たのだ。当然、何者かを探りに来る。別の無くしてもいい人間に憑いて。だから封じる素振りだけ見せれば、人間から出ていき本体のところに戻るに違いない。
 それを追えば確実に追い込める筈。
 ただ憑かれた人間の気を失わせても魔は出ていかない。その方法は宝珠丸が知っていた。
『吾の言う通り呪符を書け。それを貼れば魔は出て行かざるをえんし、再び入れぬ』
 宝珠丸がなぜ知っているのか疑問だが、今はその知識が心強かった。

 現場は校舎の角が重なり死角になっている。しかし複数の人の気配があった。
「話があるとは言われてましたが、こんなにたくさんの話が聞けるとは思いませんでした」
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20 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/23(金) 23:27:19 ID:???0
 身を低くして一番近い男子に向かってダッシュした。肩から下げたカバンから素早く呪符を取り出したのと同時に呪符を相手に叩き付ける。
 崩れ落ちる男子から黒い気が抜けだしていく。
『おい! 来るぞ』
 背後から放たれた蹴りをバッグで受け止めた。そう思った。
「うっ?!」
 バッグごと一メートルくらい飛ばされ、尻餅をついてしまっていた。体術の稽古でも涁にだって倒されたことは無かったのに。
 素早く立ち上がり再度ダッシュしつつ、バッグを相手の顔目掛けて投げ、死角を利用して呪符を貼った。
 これで二人。視界の端に新手が三人見えた。男子が倒れた左方から三人目が掴みかかろうと手を伸ばす。そこにタイミング良く右回し蹴りで中段を狙う。
 ところがまたはじき飛ばされ相手に背を向け倒れていた。
『お前、今の自分を忘れたか』
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21 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/26(月) 11:26:06 ID:???0
 宝珠丸に言われても言い返せない自分が情けない。
 俯せの体に力を入れてもビクともしない。……これが女の力なのか……。
「あはははは。女、変な技を使うが、お前なんか目じゃないぞ。俺は力を手に入れたんだ」
 こいつは安西の意識なのか? それとも喰われた彼の意識をトレースしているだけの魔なのか。
「自分の力じゃないだろう? 使わせて貰っているだけのくせに」
「……直ぐに殺してやろうと思ったが、止めた」 
 一人、手の空いた者が背後に回った。
「何を、ひゃあ?!」
 内腿に少しひんやりとした不気味な感触が走った。撫でられた!
 これから起きる可能性がある、色んな事が頭を一杯にしていた。そして。
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22 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/30(金) 18:18:17 ID:???0
 小太刀が振り下ろされた刹那、生徒の体が横に飛んで行った。
「やめろっ、玲!」
 叫びながら体当たりを喰らわせた涁が立ち上がり俺の両肩を掴む。
 その声に反応するかのうように、俺は自分の体の感覚を取り戻した。
「宝珠丸、一体どういう事なんだ!?」
『今はそれどころではないぞ』 
 涁の背後で倒れた生徒が立ち上がるのが見えた。迎え撃とうとすると涁に押しとどめられた。
「お前は手を出すな! いいな!」
 言い放ちながら振り返り、掴みかかってくる相手の懐に当て身を喰らわせた。それでも動く生徒に、涁はどこに持っていたのか呪符を叩き付けていた。

(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

23 名前:luci★ 投稿日: 2009/11/02(月) 21:57:25 ID:???0
『全く、気の弱いことよ』
 元はと言えば宝珠丸がしたことだ。今まで黙っていた癖に。
 涁にも聞こえたのかきょろきょろしながら、誰の声だと聞いてくる。
「宝珠丸、どういうことなんだ? 俺の体を好きに使えるなんて聞いて無いぞ」
 立ち上がりながら、目の前にはいない者に向かって言った。あまりに怒っているためか声が震えていた。しかし宝珠丸は気にした風でもない。
『話しておらぬからの。掻い摘んで言えば、お前の体に取り込まれている吾は、一心同体のようなもの。もし、お前が傷つき死にでもしたら、吾も二度と日の目を見ること叶わぬ』
「て事は、玲の体はお前の支配下にあるのか?」
 事態を把握しかねている涁が、俺に向かって言った。
『そうではない。こいつの心の隙が無くては如何に吾でも無理だ。先ほどは乳を揉まれて泡を喰っていたからのぅ』
「ぅうるさいっ、びっくりしただけだ! 二度と無い!」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

24 名前:luci★ 投稿日: 2009/11/19(木) 22:22:48 ID:???0

* * * * * * * * * * * * * * * * 

 山城の中はいつもと変わらぬ。変っているというなら、それは私の方。
 先日来、あの方に逢うことまかりならんと父上に言われ、仕方なく日々を過ごしてしまった。しかし今日は約束の日。是が非でも行かなくてはならぬ。
 すでに刻限は近づいてしまっている。もし、道中迷いでもしてあの方と遭えなかったら……いや、そんなことになろう筈がない! 誰に止められようと必ずあの方の元へ行く。
 日頃の行いが良いからか、神の導きか、侍たちに会わずに城を抜け出せたぞ。
 ……城からの山道は足下が悪くてたまらぬ。月明かりだけでは心許ない……しかし、ここを駆け下りなくては……。
 愛しいあの方。今日、やっと念願が叶う。なんと待ち遠しいことだろう。
 約束の刻限は過ぎているが、なに気にすることはない。あの方が私を置いていく筈がない。そら、もうそこの木陰から顔を覗かせる筈……。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

25 名前:luci★ 投稿日: 2009/11/25(水) 21:40:08 ID:???0
 それから数日。
 安西の行方を追うのに奔走したからか慣れない女の生活のためか、夢を見る暇もなく寝入っていた。
 涁も俺も、少々疲れてしまい追跡も漫ろになってしまった。
 ところが不思議な事に、数日追うのを止めた途端、それまでなかなか尻尾を掴ませなかったというのに、自分の方 から痕跡を残すようになっていた。以前宝珠丸が言っていたように。
 その痕跡、つまり俺が聞いた噂を検討し、次の一手について話をしようと、何故か俺の部屋で膝を突き合わせていた。
「遅くまで残ってると、得体の知れない何かの姿を見るんだそうだ」
「ふん。動き出したのはいいが、後手に回ったな。お前の方は感じないのか?」
「よどみを感じる程度。宝珠丸は何かないのか?」
『お前が感じるの同程度だ』
 涁が溜息を吐いた。
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3 リンク、スレ (Res:6)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1 名前:luci★ 投稿日: 2009/06/25(木) 21:01:46 ID:???0
復活させる事にしました。
知り合い少ないですけれど。

2 名前:luci★ 投稿日: 2009/06/25(木) 21:06:03 ID:???0
■推力全開■
ttp://weili.sblo.jp/

TSF公民館にてお世話になった、敬愛する作家「推力」様のブログです。
形容し難い表現力を久しぶりに拝読し、真似しよう近付こうと悪戦苦闘していた数年前を思い出しました。

3 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/09(金) 20:22:09 ID:???0
■TS解体新書■
ttp://www7a.biglobe.ne.jp/~toshi9_kaitai/

TSFでは老舗ですよね。
ゼリージュースは素晴らしいアイデアです。「夢見た肌」を掲載していただいています。

4 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/09(金) 20:24:45 ID:???0
■あむぁいおかし製作所■
ttp://okashi.blog6.fc2.com/

巨大TSFブログになりました。以前はチャット競作したりしてました。
「ウツロナココロノイレモノ」他数作品、掲載していただいています。

5 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/09(金) 20:37:20 ID:???0
■磯味レーション■
ttp://isolation.h.fc2.com/

TSFな同人誌やイラストなど描いてらっしゃいます。
「聖夜にスパークリングゼリーは如何?」にイラストを描いていただきました。

6 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/16(金) 21:02:56 ID:???0
■巴のアトリエ■
ttp://moe724.blog32.fc2.com/

TSとか801とか美麗なイラストとマンガが見事です。
「ウツロナココロノイレモノ」にイラストを描いていただきました。

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4 作品リスト (Res:11)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
1 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/09(金) 20:39:50 ID:???0
以前配ったCDーRについていた作品紹介とほぼ一緒です。
最近、何を書いたのだか、よく分からなくなっているので。

2 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/09(金) 21:17:46 ID:???0
「夢見た肌・外伝『くりすますSP』」TSF―入替り風変身
 宮本は作品中で最も美人なんだっ、という勝手な思い込みと、この二人の行く末を案じて思わず書いたお話です。というのが理由の一つですが、当作品は2005年十二月十七日位から書き始めて、二十四日に終わるという事で書いてました。

3 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/09(金) 21:19:07 ID:???0
「聖夜にスパークリングゼリーは如何?」TSF―入替り風変身
 この作品は、『くりすますSP』を元として以前から書きたかったシェアワールド「ゼリージュース」の世界観を混ぜた構成としています。
「TS解体新書」にて掲載されています。
 挿絵として爺さんに二枚も画像をいただきました。
ttp://www7a.biglobe.ne.jp/~toshi9_kaitai/sparkling_jelly.html

4 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/09(金) 21:20:32 ID:???0
「夢見た肌」TSF―変身
 わたしの処女作になります。全体で五十万字超です。お暇な時にどうぞ。
 2005年の夏の終わりから書き始め、2006年4月に連載を終えました。
「TS解体新書」にて掲載していただいています。
ttp://www7a.biglobe.ne.jp/~toshi9_kaitai/Dreamt%20skin/Dreamt%20skin.html

5 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/09(金) 21:22:40 ID:???0
「ウツロナココロノイレモノ」TSF―変身・人造
 密室の中で自分の存在とは何なの?っていうところから始まっています。
「あむぁいおかし製作所」にて掲載しています。
 挿絵として、ともぺんさん(現:巴さん)に描いていただきました。
ttp://okashi.blog6.fc2.com/blog-entry-1305.html

6 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/14(水) 17:50:28 ID:???0
「妖精とらぶる」TSF―変身?
 TSで妖精とくれば、ジャージーレッドさんの「妖精シリーズ」が思い浮かぶと思います。ご多聞に漏れず、このお話も「妖精シリーズ」を読んで思わず感化されたものです。
 当初は妖精さんの本棚に投稿する予定だったのですけれど、厚かましくもジャージーレッドさんとリンクさせて貰っただけでした。
 内容は他愛ないの一言に尽きるかと思います。プロットを作らず、ノリだけで書いた作品でもあります。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5480/1138291599/

7 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/14(水) 17:52:20 ID:???0
「穴、二つ。」TSF―憑依
 変身物ばかり書いていたので、憑依ものを書いてみようと思って作った作品です。
 この作品も「あむぁいおかし製作所」にて掲載しています。
ttp://okashi.blog6.fc2.com/blog-entry-1578.html

8 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/14(水) 17:54:23 ID:???0
「牧場のおいしいミルク」TSF―変身
 2006年4月に携帯を利用して作っていたようです。自分でも忘れてたネタでした。
 一応、50,000ヒット記念作品扱いです。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5480/1164191741/

9 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/14(水) 17:56:35 ID:???0
「Bloodline前編・後編」TSF―脳移植
 2006年9月より連載開始。2008年1月に後編終了。
 元ネタは、2005年秋位に2chに投下した「TSESPer」。
 一人称の脳移植TSFでしたが、途中で投げてしまいました。すみません。
 どちらかというと、TSはお話を進めるための調味料と言ったところです。
 「あむぁいおかし製作所」にて掲載しています。
ttp://okashi.blog6.fc2.com/blog-entry

10 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/14(水) 17:58:13 ID:???0
「白と黒の羽」TSF―変身
 まったく思いつきで書き始めた作品。
 超自然的な存在に出逢ったことで、その運命が大きく変わってしまう、そんなお話です。
「あむぁいおかし製作所」にて掲載しています。
ttp://okashi.blog6.fc2.com/blog-entry-2561.html

11 名前:luci★ 投稿日: 2009/10/14(水) 18:07:24 ID:???0
「エル〜鶉谷くん in danger! 番外編〜」TSF―変身
 あむぁいおかし製作所にて公開された巴さんの絵を題材に、
 ありすさん、
 うずらさん、
 あずきちゃん、
 あむぁいさん、そしてわたしの五名で連作された「鶉谷くん in danger!」。
 その中でわたしが作った登場人物の「エル」に焦点を絞り番外編とした作品になります。
「あむぁいおかし製作所」にて掲載しています。
ttp://okashi.blog6.fc2.com/blog-entry-3456.html

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5 TSFのSS「ウツロナココロノイレモノ…」 (Res:8)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1 名前:luci★ 投稿日: 2008/03/11(火) 12:45:54 ID:???0
 彼が、というより今はもう彼女が、だけれど、目覚め辺りを見回すと、変わることなくコンクリートの天井と壁があった。自分と同じ筈の人物に、心のある人形同然に扱われる毎日が繰り広げられる空間。一番最初に目覚めてから、四方をコンクリートで囲まれたそこだけが唯一生存を許されている場所だった。
 毎夜、飽くことなく工藤は自分と魂を分かつ創られた人形を抱きに現れ、そして去っていく。工藤のもう一つの魂を持つ少女は自分に犯されるという言い難い汚辱と屈辱はにまみれながら、それを甘んじて受け入れる他無かった。ここにいる自分は工藤だと言っても誰も納得などする筈もない。勿論、この部屋から出ていければの話だったが。
 少女は、最初肉体も精神も犯されながらも、賢明に自我を保とうとしていた。いつか逃げ出せるチャンスを伺おうと。しかし、何度工藤が出入りしている辺りを調べてみても、そこには細い筋位しか見つけられなかった。用意周到なことに、工藤が少女を犯す時には必ず手枷を着け自由を奪っていたから、工藤の衣類のポケットを調べる事も出来なかった。
 そして次第に逃げる事が無駄なことだと思い始めていた。親しい友人がいる訳でもないし、本物の工藤がいる世界に「自分も工藤なのだ」と名乗り出ても信じる奴などいないだろう。
 どうにか三十回の目覚めを数えたけれど、それ以降は数えなくなっていた。
「今日はまだ来ないんだ……」
 工藤がいない時間は誰とも話す事が無かった。自然と思う事を声に出して言う習慣が、少女には出来ていた。そうしないと静かさと人恋しさで気が狂いそうになってしまう。
「昼の食事を済ませてから……大体三時間? いつもならくる時間だけど」
 自分の姿形をした男に身体をまさぐられるのは嫌いだった。しかし、いつもの時間に来ないというのは不安をかき立てられてしまう。工藤を心配するからではなかった。仮に工藤が何らかの事故で死んだ場合、誰にも知られずにこの場所で自分も餓死する可能性があるのだ。それを想像するとゾッとしていた。
「遅い、遅い、遅い……」
 始め、長く延びた髪を指先でくるくると弄っていた少女は、やがてスモックの裾を両手で掴み皺を伸ばすように動かしていた。四、五分もするとベッドから立ち上がり、室内をうろうろと歩き始めていた。
 イライラが募り始め扉に背を向けた時、音もなく扉が開いた。少女は外から入る空気が扉が開かれた事を理解できた。そしてその気持ちとは裏腹に嬉しげな表情を見せた。
「ーーあ、あれ? すみません、工藤以外いないと思って、ました……」
「えっ?! あ」
 工藤の声とは違う男の声。急いで振り向いた少女の目に映ったのは、スーツを着た男。年の頃は工藤と同じだろうか。もしくは少し若いかもしれない。少女はその顔に見覚えがあるような気がしていた。
 驚きは少女の方だけでは無かった。男もそうだった。普通なら窓もなくベッドだけしかない部屋にいる少女をおかしいと思うところだろう。しかし彼は狼狽しそこに考えが至らなかった。
「じゃ、じゃあね。突然でごめんね」
 慌てた素振りで背を向ける男を、不覚にも少女は扉が閉まるまで見送っていた。そして再び自分しかいない空間になった時始めて、外に出るチャンスだったと思い返していた。
 予期せぬ出来事が起こったとしても、すぐに対応できると思っていたのだが、実際には何も出来ないでいた自分が恨めしく思えていた。そして、なぜそうだったのかを考えるに、原因の一つとして突然の来訪者にあるのではないかという仮説に行き当たっていた。
「あの男……覚えがあるような、ないような……。『工藤以外いない』って言ってたって事は、少なくとも自分の事を知ってる人だと言うこと?」
 頭の中を整理し、どこであったのかを思いだそうとするけれど、深い霧の中にいるように全く見つける事は出来なかった。それよりも、扉が閉まる前に見た、少しばつの悪そうな表情が、脳内のスクリーンに何度も何度も繰り返し映し出される。それがどういう事なのか、少女は気づかなかった。

* * * * * * * * * *

2 名前:luci★ 投稿日: 2008/08/02(土) 20:51:39 ID:???0
* * * * * * * * * *

「今日は乱れないな」
 工藤が少女の中を埋め尽くしながら、言った。慣れ親しんだ感覚だった。少女は喜悦の表情を工藤の腹の下で見せていた。けれど、決して声には出さなかった。
 何かが少女の頭の中で響き、肉体の喜びを表現する事を拒否していた。
「何かあったのか?」
 興を削がれたように工藤は少女から身体を離した。どんな事があっても果てるまで少女を突いていた工藤が、そうしないなど少女には考えられなかった。
「……何も、あるわけないでしょう」
 手足の自由を奪われたまま、毎回犯されていた少女は一つ息を吐きながら答えた。
 唇の端を器用に歪ませたが、少女はそれに気づけなかった。
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3 名前:luci★ 投稿日: 2009/06/18(木) 20:41:34 ID:???0
* * * * * * * * * *

「工藤」
 そう、名前を呼ばれ呼び止められた工藤は、いつもなら不機嫌そうな表情を見せるのだが、今日に限っては違っていた。代わりにその顔面を彩ったのは、水面の浮きが魚を捕らえた事を示したのを見とめたかのように嬉々とした表情だった。もっとも、その表情も呼び止めた竹中には背中越しで見えなかったが。
「……なんだ、用か?」
 相変わらず愛想の無い同期に苦笑いを浮かべながら、竹中はおずおずと切り出した。
「いや、昨日な、お前のところで見たんだけど。……余計な事かも知れんが」
「ああ、妹も言っていたな。男が忍び込んで来たってな」
「! 俺は何もしてないぞ! ただ……」
「冗談だ。そんなに狼狽するなよ。かえって怪しく思うぞ」
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4 名前:luci★ 投稿日: 2009/06/20(土) 19:39:35 ID:???0
(アイ、か。どんな字を書くんだろう? 愛? 藍? 亜依? 今度聞いてみるか)
 来週の金曜日には顔見せをする手はずとなっていたが、竹中はそれが待ちきれなくなっていた。この感情が間違いでは無く、早く確実なものとしたい、そんな衝動が去来していた。
 竹中は元々女性受けのいい方で、見た目も悪くは無かった。しかし、付合うという段になると焦りからか上手くいかないケースが多く、女性経験も豊富とは言い難かった。だから、もう二十代も中盤に差し掛かった身の上とあっては、無意識の内に自分自身にプレッシャーを掛けていた。
 まだ一週間以上も先の話だというのに、いそいそと着て行く服を用意する様は、ちょっと滑稽でもあった。

* * * * * * * * * *

 竹中という男の姿を見た日以来、工藤の姿は少女の前には現れなかった。食事は三度必ず与えられたが、誰とも会わない日々が続くと、少女の心は孤独で押しつぶされそうになっていた。
 それを埋めようと、ベッドの上で膝を抱え丸くなりながらしきりに独り言をいうが効果はなかった。
「寂しい……。はっ? いやっ違うっ、あいつを待ってる訳じゃ!」
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5 名前:luci★ 投稿日: 2009/06/26(金) 21:09:47 ID:???0

* * * * * * * * * *

 竹中にとって、あるいは工藤とアイを含めた三人が待ち望んでいた日が訪れた。その日、竹中はダーク系のスーツに身を包み、一路工藤の家を目指しハンドルを握っていた。
 好きなんだろうか、そういう言葉を使った事で、それがまるで魔法のように自分の心境そのものとなりつつあった。たった一度、それもほぼ一瞬見ただけだと言うのに。
(自分でも単純だと思うが……)
 脳裏から離れないアイの顔。研究に没頭しようとすればする程、何も手に着かなくなる始末だった。兎に角、なんでもいいから彼女の事について知りたい、自分を知って貰いたい、そんな他愛無ない幼い感情が竹中を支配していた。
 三十分程幹線道路を走ってから脇道へ入る。徐々に山道になり、ブラインドコーナーが続いていく。山を越えた頃には見事な夕焼けが山間に浮かんでいた。
 当初竹中は、工藤が自分と一緒に研究室から自宅へ帰り、アイと逢うのだろうと考えていた。
「それもいいが、ちょっと準備があるからな。お前一人で来てくれ」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)

6 名前:luci★ 投稿日: 2009/07/08(水) 21:53:24 ID:???0
 普通に考えれば、食事の用意でもあるのかと思えるが、竹中の知っている工藤が料理に興味があるとは思えなかった。
 なんだかんだと考えながら走っていると、ナビが目的地を竹中に知らせていた。

* * * * * * * * * *

「今から竹中が、お前がこの前会った男が来る。何を言っても構わないし、どうしようと勝手にしていい」
 玄関から直接見える居間のテーブルの上で、後ろ手に拘束され突っ伏した少女に腰を打ち付けながら工藤が言った。少女、アイは何を言っても無駄とばかりに、口をきつく結んで体内を抉られる感触に耐えていた。
「まぁ、あいつはお前を喰いたいみたいだから、せいぜい自分以外に突っ込まれないように気をつけろ。いや、むしろお前の方がしてもらいたいか?」
「! ちっ違う、そんな事思ってない」
 からかわれていると解っていても、捨てさせられた筈の男の心が否定しろと叫んでいた。それを見下ろしながら工藤は声を立てて嘲った。
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7 名前:luci★ 投稿日: 2009/08/02(日) 22:14:14 ID:???0
 漸く開いた扉の向こうに、竹中は待ちわびた顔を見た。手前に扉を開けた工藤がいたが、全く目に入らなかった。ただ。少し頬を紅く染め、スカートの裾を握って立っている姿だけが目に飛び込んでいた。
(可愛い……)
 そう思うだけで頭の中にも言葉が浮かんで来ない。ただ、その姿が映り、どきどきと鼓動だけが響いていた。

8 名前:luci★ 投稿日: 2009/08/31(月) 23:21:32 ID:???0
 竹中は二言三言、工藤と小声で話をすると自分では満面の笑みを浮かべてアイを見、近づいて行った。
「先日は驚かせてごめんね。今日は待たせてしまったかな」
 極力好青年を装う。しかしどことなく工藤と同じようなオスの臭いがアイを戦慄かせた。
「……こんばんは」
 上目づかいに挨拶をするなり、工藤の体液が腿を伝わってから流れ落ちた。その感触に小さく身震いする。
 これ以上近づかれたら感づかれるかも知れない。そうでなくても匂いが竹中の鼻を付くかも知れない。そんな事を思いながら、アイは身を固くし後ずさりしそうになった。その視界に工藤が入る。
 アイをいたぶる時に見せる顔は、楽しそうな表情を見せていたが眼は笑っていなかった。
 せめてトイレにと思っていたが、それも出来ずもじもじとしていた。

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6 TSFのSS「牧場のおいしいミルク」(ショート) (Res:2)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1 名前:luci★ 投稿日: 2006/11/22(水) 19:35:41 ID:AnMyJpxM
 俺はミルクが好きだった。牧場で採れたおいしいミルクのCMを見るたびに冷蔵庫に走って、ミルクをパックから注いで飲む、それ位好きだった。だからどんな風にミルクが採れるのか見たくて仕方なかった。けれど政府は子供には刺激が強い、そんな理由で見たことはなかった。俺たちより上の世代は見たことがあるようだったけれど、子供の無邪気な質問にもみな一様に口を閉ざしていた。
 それがつい最近、俺が今の処遇に決まったときからミルクの採取場面が公開される事になった。別に運命なんて信じちゃいないが、なんらかの因果は感じざるを得ない。
 そう、確かに子供には刺激が強すぎる。胸の部分だけをはぎ取られた衣装を着た女達が一列に並ぶ牧場。彼女たちは「乳女」と呼ばれている。乳牛を捩ったんだろう。
 その彼女たちのトップに搾乳機をつけてミルクを搾り採られる。そんな場面は見せられないだろう。それが一人の議員の声によりいきなり変わったのだ。「彼らは元々男性ですから」という声によって。
 今や、この国の食料自給率は二十%しかない。そして国民の栄養はミルクによって担っているようなものだ。そう、男から女へ性転換させられた政治犯や軽犯罪者、そして過去にミルクの消費量が多い国民によって。
 一日一定の量を搾られる。犯罪者ならそれが刑期の間続く。消費過多の場合は最悪だ。何しろ終わりがないんだから。
 より質の高いミルクを生産するために刺激も必要なのか、牧場の管理官達は繋がれた乳女たちに特性のミルクを注いでいく。毎日毎日。より栄養価の高いミルクを生産するために。彼らに女を犯している意識は全くない。「必要だから」それが理由だ。
 俺? 俺はミルク注入なんてしたことないさ。何故って、ミルクを搾られる方なんだから。抵抗しても無駄だ。腕も足も拘束されて身動き一つ取れないんだから。
 あ、今日も小学生が見学に来た。『大切なミルクを粗末に扱うととお前達もこうなるんだ』したり顔に言う管理官は、俺の後ろに回って俺の身体に特性ミルクをそそぎ込まんと腰を振っている。その行為自体は小学生には見えないけど。搾乳場面だけしか見せないから。
 搾乳機を外され直接入場者に吸われる事もある。「おいしいおいしい」と言って、俺にも特性ミルクを注入しようと、腰を振るんだ。大抵は禿げて腹の出た政府関係者だけど、機械と違って優しい粘膜の接触は俺の心を狂わせる。
 国民の健康と栄養を支える、そんな大儀より、ただ見せ物として、そして性処理のために扱われているよう。無限に思える時間の中で、俺はふと、そう考えていた。

2 名前:luci★ 投稿日: 2006/11/22(水) 19:36:45 ID:AnMyJpxM
あとがき
 4月に携帯を利用して作っていたようです。自分でも忘れてたネタでした。多分、プロットとして書いてたんじゃないのかなと思います。既に忘却の彼方です。
 牛乳好きなわたしとしては、生産ラインで人間が繋がれてたらシュールかも、と思ったのでしょう。それをTSさせてみた、という作品だと思います。
 実は、「そう、確かに子どもには刺激が強すぎる」というところで終わっていて。この後どうしようとしてたのか、さっぱり解りませんでした。
 珍しく、エロ要素がありません。

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7 TSFのSS「妖精とらぶる」 (Res:23)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 7
1 名前:luci★ 投稿日: 2006/01/27(金) 01:06:39 ID:3BgWN65.
当該作品は「妖精さんの本だな」への投稿用として考えているものです。
ですが、現状では以下の通りです。
「この作品の設定は妖精的日常生活に準じておりますが、本編とは一切関係ありませんのでご了承ください」
問題があるようでしたら、ご指摘下さい。即削除いたします。

14 名前:luci★ 投稿日: 2006/07/20(木) 21:26:17 ID:DyWgT3Yw
 美味しい、っていう言葉はこういう食べ物に使うんじゃないかって思う。大豆の香りが漂うお豆腐なんて、最近じゃ滅多に食べられないし、なんて言うんだろ、風味が違うって感じ? あ、でも、これでコスト合うのかな。
 お豆腐は人間用のものを切って使っていると思うけれど、それでもこれだけの品物なんだからどこか名前の通ったところで作ってるんだろうな。おからも美味しい♪ ああ、食事って凄く人を幸せにしてくれるんだ……。
 実を言うと、俺はそれ程食にこだわりを持っている訳ではなかったんだ。あるモノでお腹が膨れればいいかなって感じで。でもそれって間違いだったんだ。やっぱり食事って大事なんだ。こころを豊かにしてくれるもん。
 俺も山本さんも一生懸命お豆腐づくしを食べてしまった。殆ど喋らず、ただ「おいしい、おいしい」だけしか言ってなかった。端から見たら変な妖精って思われたろうな。でも、実際問題、妖精が貧乏舌で助かったかも。どんなに貧しい食生活でもきっと満足してもらえそうだから。
 お替わり自由なご飯も、結構糖分があって美味しいし、お味噌汁までついてる。量的には必要にして十分過ぎる程あるし、とにかくお腹一杯食べちゃおうっと。奢りだし♪
 山本さんと俺は貪るように喰って喰って、殆ど会話らしい会話もなく昼食を採っていた。舌鼓を打ちながら漸く最後のおからを食べ終わると、俺は背もたれに体重をかけ、大きく溜息をついていた。その様子を既に食べ終わっていた山本さんが、目を細めながら眺めているのに気付いて、ちょっと顔を赤くしてしまった。
「……山本さん、そんなに見つめないで下さいよ」
 何となくだけど、もじもじしてしまう。いつもはよく明穂の顔を見つめてるけど、結構恥ずかしいもんだ。明穂も「あんまり見つめないでよ」って言ってたな。ちょっと反省。
「あ、失礼しました。可愛い人の食事姿もいいなと思ってしまって」
「わたし、そんなに可愛いですか?」
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15 名前:luci★ 投稿日: 2006/07/20(木) 21:26:39 ID:DyWgT3Yw
 食事が終わった頃を見計らって、トンボ羽根のウェイトレスさんがやってきた。トレイを下げる食後のデザートの話を山本さんとしてる。ちょっとの間、視線が離れる。
「佐山さん、デザートは何にしますか?」
「ひゃいっ?」
 安心しきっていたところへの質問に、変な言葉になってしまった。益々恥ずかしいじゃないかよお。
「デ、デザートですか? いえ、もうわたしお腹一杯なので……」
 ホントは欲しい。甘いものも大好きな俺としては、食べてみたい。でも、これ以上一緒にいるとやばい事になりそうな予感もあった。
「そうですか? ではコーヒーは?」
「いえ、もうほんとに……」
 これじゃ内気な少女じゃないかっ。どんどん妖精の女の子化してないか? いや、望むところなんだけど。
 追加注文無しだからそろそろ退散しなくちゃと思い、会話もそこそこに席を立とうとした。ところが。
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16 名前:luci★ 投稿日: 2006/07/26(水) 01:01:10 ID:OaSvLX9A
「わたしが、今日妖精になったって言いましたよね? 『妖精狂いの季節』は確かに存じてますけど、だからと言ってまだ誰かと、なんて決められないですから……」
 ちょっと俯き加減に、でもしっかりとした口調で俺は口上を述べた。普通の男ならこんな風に言ったら眉根を寄せて、顔を赤くしながら怒るところなんだろうけど。妖精ってなんか違うんだな。余裕があるのか、優しいのか。にこやかな表情を崩さずにいる。
「まぁ、まだ時間がありますからね。ただ、今日の出会いを覚えていていただければ、それで」
 かなり気合を入れていたのか、山本さんの返答には正直力が抜けてしまっていた。もうちょっと何か言われるかと思ってたのに。
「食事までいただいて、その、こういう風なのって義理に欠けるかも知れないですけれど」
「いいえ、食事なんて佐山さんにお会い出来た事の感謝の印に過ぎないですし。そんな事で釣ろうなんて思いませんよ」
 あくまでも紳士然としている山本さん。確かに好感は持てるけどね。でも、趣味じゃなんだよね。もっとこう……って、俺何を考えてんだ?
 おにゃのこになりたい、なったらいいなって思っていた事は確かだけど、だからと言って男が好きだって事じゃなかった。だって、明穂いるし。おにゃのこ大好きだし。
 でも、自然と男の方を恋愛対象として考えているのか、トンボ羽根のウェイトレスさんに目もくれない自分を思い出していた。もしかして、意識は男だけど、身体は、脳も妖精さんのものを使っているから、どんどん変化、というか身体に引き摺られて行っているんじゃないの? だとすると……。
「あ、と。わたし、今日はこの辺で……」
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17 名前:luci★ 投稿日: 2006/07/28(金) 22:36:00 ID:OaSvLX9A
 早く出よう。なんだかそんな気もないのに余計な事を口走ってしまいそう、だ……。
 レストランから逃げるように飛んで出て行く俺に、慌てず騒がずゆっくりと後を飛ぶ山本さん。そう、出口は一つなんだから必然的に一緒になるよ。
 キャッシャーで支払いするのを見ていると、小さな、妖精さんサイズのカードみたいなものを取り出していた。あれが「妖精用カード」な訳だ。ナルホド便利がいい。俺も早いとこ頼まないと……って、今日一日楽しむだけのつもりじゃないか。頼んでどうするよ、俺。
「では、次の妖精の集まりでは是非決めて下さいね」
 丁寧にお礼を言って友好的に別れたけど、最後の最後に念を押されてしまった。次に会う時までに「ヤル」相手として見ろって事だもん。まぁ俺も次ぎは無いと思ってるから、つい調子に乗っちゃったけど。
「そうですね。山本さんなら……いいかも」
 喜色満面な笑顔で離れていく山本さんの羽根の色が妙に綺麗だな、なんて思ってしまった。
「ふぅ……。ちょっと食べすぎたかな。少し外出てみるか」
 百貨店の最上階から一階まで、エスカレーターの隙間を縫って飛んで降りていく。途中、二三人の妖精さんとすれ違ったけど、みんな女の子だった。さして珍しくもないのか、ちらっと目だけが動く程度の感心しかないみたい。でも俺の方はと言えば、興味津々で見てしまっていた。やらしい目つきになってなかったかな?
 冬とは言いながらも、もうお昼を回ったお日様は、暖かい光を羽根一杯に降らせていて、半袖、ミニスカートな俺でも大丈夫そう。
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18 名前:luci★ 投稿日: 2006/07/30(日) 01:54:15 ID:OaSvLX9A
 もしかしたら、それって凄い苦痛になるんじゃないだろうか? 元に戻れるっていうなら話は別なんだろうけれど。望んでなったとしても苦痛なんじゃ意味が無い。それに心から願っていると思っていたのに、いざ夢が叶うと儚いモノに思えてくるから不思議だな。
 逃げ、なんかなぁ。結婚前にしてブルーになってたのかも知れないし……。今とこれからの生活を捨ててまで妖精で居続ける自信はないかも知れない。
 俺は大きく深呼吸した。冬の冷たく乾燥した空気が身体の中に浸透していって、新たな自分を作っていくよう。
「さて、と。帰ろっか。いつもの自分に」
 ホバリングの状態から、背中の羽根を少しだけ内側にして抵抗を低めると、ふらっとした感覚とともに俺が張り付いてきた地上が近づいてくる。元に戻ったら戻ったで、苦しいときなんかは「妖精さんの方が良かった!」なんて言うんだろうな。でもさ、じいさんの自分は思い浮かんでも、ばあさんの自分て思い浮かばないじゃない。不思議な感じに思えちゃうじゃない。つまりはそう言う事なんだと思う。
 徐々に近づく地上は、次第にこの妖精化の終わりを示している。俺は冷え切った身体を抱えるように、今の柔らかな肉体に腕を回していた。
『ご主人様?』
「ぅわっ?!」
 突然の声に思わず身体を抱きしめていた腕を離し、どこから見ているかも解らないと言うのに、腕を後ろに回していた。
 なんだよ、折角感慨に浸ってたのに。興ざめだ。
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19 名前:luci★ 投稿日: 2006/07/31(月) 23:28:50 ID:OaSvLX9A
 恐る恐る目を開けてみる。目の前には華奢な手と足。というより、例の中学校の制服を着ている時点で、元に戻ってないのは明白だよ。
「――い、一体、どう言う事だよ?! 説明しろよっ」
 カウントダウンしていた、そして戻れない。大体この二つを考えればある程度理解できるけど、それでも何かの間違いだと思いたいよ。だって、その事についてなんの説明もなかったんだからっ。
『いやぁ、ご主人様、人の話を聞かないんですから、参りましたよ、もう』
 一向に参っている口調じゃないだろ。かえって楽しんでないか?
『別に楽しんでないですから。そう、説明ですね。私を召喚してから何時間経ったと思いますか?』
 俺の耳元で聞こえてくるあいつの声は、相変わらず慇懃無礼なイメージがある。どうせ俺の部屋で反っくり返って話しているに違いない。俺は怒鳴りたくなるのを極力押さえ込み大きく息を吸った。
「どうして、第三の願いを受理しないんだ?」
 自分でもかなり抑えている方だろう。声が震えてしまう。怖さに、ではなく怒りでだ。しかし奴は動じる事無くしれっとして口を開いた。

20 名前:luci★ 投稿日: 2006/08/08(火) 01:39:23 ID:OaSvLX9A
『時間が過ぎちゃったんです。受理できる時間は、私を召還してから24時間以内なんですから』
「ちょっ、ちょっと待て! おまっなんにも――」
 時間なんていつ決まってたって言うんだ?! そんな話一度も……。
 俺は心底焦っていた。だって戻れるからこその妖精化だったんだから。戻れるから楽しめるんだ。これが一生このままじゃ、これからの人生設計が全く違ってきてしまう。大体、結婚だって決まってるんだよ?!
 寒い冬空の中、食事で暖まった身体は妙な汗をかいてそれが空色の制服に浸みていく。そして気化熱で徐々に身体を冷やしていった。しかし頭と身体の中心だけは、焦りの気持ちで熱くなっている。
 姿の見えないランプの精は、俺の様子を知ってか知らずか、飄々とした声色を俺の耳に届かせていた。
『何度か言いかけたのに、その度にご主人様ってば言わせなかったでしょう。私は言いたかったのに』
「そんな大事な事、最初に言っとくべきだろうがっ。伝えてなかったんだからそっちのミスだろ。早く受理して戻せよっ」
 空中に佇みながら、叫び声を上げる。もう殆ど地上だから道行く人にもその声が届いているみたいだった。時々顔を上げて俺の方を見ている。誰もいないのに叫ぶ妖精を見て奇異な感じを覚えるのか、怪訝な表情を見せている。でもそんな事で叫ぶ事を止める訳にはいかなかった。正直、恥ずかしさはあるんだけれど。
「聞いてんのか! 戻せったら戻せっ」
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21 名前:luci★ 投稿日: 2006/08/08(火) 01:40:02 ID:OaSvLX9A
 ゆっくりと見渡してみる。今朝、出る前にランプがあった場所には、当然ながらそれは無かった。やっぱり、遅かった。
「嘘だろ、マジかよぉ……」
 途方に暮れる、どころじゃないよ。どうしたらいい? この作られた世界の中で一生を終える事になるの? 俺は力無く俯きながら布団の上に降りていった。そのまま女の子座りしてしまう。
(どうしよう、もう、戻れない……)
 結婚も、仕事も、生活も、まともに出来ないんだ。――ああ、明穂さんに何て言い訳したらいいんだ。
 そんな事を考えていた時、俺は猛烈に気分が悪くなってきた。そして部屋に置きっぱなしだった携帯電話が、明穂さんからの受信を知らせた。
(やばい、出なくちゃ……、うぅ、気持ちわりぃ……)
 俺の人生の不幸って、今いっぺんに来てるんじゃないか? ちくしょうケータイ、でなくちゃダメなのに……めのまえがまっくら、だ――……。

「なに、これ? どういう事?」
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22 名前:luci★ 投稿日: 2006/08/10(木) 22:47:42 ID:OaSvLX9A
 携帯に出ない俺を心配したのか怒りに来たのか、明穂がやって来ていた。携帯の近くで突っ伏している俺に気付いて近寄ってくる。やばい。正直やばい。この姿で見つかったら……。
 無情にも明穂は俺の背中を摘むと、そのまま自分の目の前に持ってきた。
「男所帯に女の子の妖精が一人。考えられる事は二つよね。一、雅樹君が連れ込んだ。二、実は雅樹君だった。どうなの? 狸寝入りしてないで答えて頂戴」
 薄目を開けて前を見ると、明穂のドアップが目の前にあった。探るような、それでいて全てを看破してるような目つきに俺は背筋が寒くなった。胃が痛いよぉ。
「えっと、怒らないでくれる? 正解は二番、俺、雅樹なんだけど……」
 恐る恐る、上目遣いでちょっと媚びるように口を開いた俺に、明穂はこれまで見せたことのない表情で俺を迎えていた。
「その姿は何? どうして妖精になっちゃってるの? 妖精って承諾しないとなれないのよ。……そんなにあたしと結婚するのが嫌だったの? どうして? これから一緒に暮らすってあんなに楽しそうにしてたのに、全部嘘だったの?」
 泣き顔なんて見たこと無かったのに、目に一杯涙を溜めて必死に話しかけてくれている。別に嫌だからなんて事一つも無かったんだけど。
「色々あって、何かこうなっちゃったんだ。どうしてって言われても、さ……説明のしようが無いんだよね」
「もう日にちも近いんだよ? どうするの? 妖精と人間の結婚例なんて聞いたことないし、大体あんた女の子になってるじゃない。説明のしようが無いなんてふざけてるっ。あれだけ承諾しなければ妖精にならないって言われてるのに。そんなこと解りきってるのに。あっ?! もしかしてあんた、女の子になりたかったの?」
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23 名前:luci★ 投稿日: 2006/08/30(水) 12:48:12 ID:AnMyJpxM
 言ってから重大な過ちを犯した事に気付いて、俺は慌てて口元を押さえていた。しかし既に遅い。明穂の顔は見る見るうちに怒りと呆れ顔へと変貌していった。いや、失望かな、この場合。
「ちょっと! 『わたし』なんて使うってどういう事?! 呆れた、っていうか、もう、これって完全に裏切り行為よ。婚約なんて破棄よっ破棄っ! 絶対許さないからね!」
 日頃使わない怒鳴り声は、わた、じゃなくて、俺の身体に突き刺さるよう。正直に言う? いやそんなコトしたらもっと怒らせるに決まってる。
 身体が緊張と言いようのない不安で小刻みに震え始めてきた。
「じゃね、これでさよなら!」
「あっ、ちょっ、待っ」
 猛烈な勢いでドアから出ていく明穂。追いかけなくちゃ、って思うのに身体が動かない。
 この状況を作り出したのは俺。こうなってしまったのは俺のせい。明穂の言う通り、妖精と人間が結婚なんて出来ないだろう。生活の負担は全部彼女に行ってしまうだろうし。ましてや女同士なんだから。
 感情に素直な妖精の身体は、涙が溢れていた。

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