- 1 名前:raffine 投稿日: 2004/06/11(金) 21:18 [ 8gBVPzbs ]
- 6月8日分
- 9 名前:raffine 投稿日: 2004/06/11(金) 21:27 [ 8gBVPzbs ]
- raffine Wed, 09 Jun 2004 10:38:28
で、「廉価販売は再販制下で有効か否か」は一気に価格自体が下がったDVDとか、再販制はないのだが利幅が非常に薄いゲームソフトの例を見ると「行き着くところまで行っちゃったら小売店は非常に危険な事態に巻き込まれるのでは?」って危惧を持っているので非常に難儀なところです。 DVDソフトは今まさに安売り合戦のさなかにあり、メーカーは低価格商材を連発、数を売らないと小売りは利益が出ない、しかし一方で店頭でも値引きしないと競争に勝てないので引かざるを得ない、だから1枚売っても利益は50円…という状況は果たして健全なのだろうか。 いっときほどひどくはなくなりましたが、CDの小売粗利率20〜30%よりゲームソフト業界はさらに少ない。こんな状態で値引くなんてはっきり言って無茶。だけどカメラ量販店とか超薄利超多売店に対抗するためには削らざるを得ない…だからこそ中古ゲームに活路を見いだすしかないのだが…というゲームソフト販売業。 似た業種では自由競争は命削る勝負になりかねません。まあ商売は食うか食われるかなのでそれはそれでいいのですが、過度の価格競争がもたらす弊害も考慮しないと業界全体が立ちすくんでしまう可能性があります。
- 10 名前:raffine 投稿日: 2004/06/11(金) 21:28 [ 8gBVPzbs ]
- bluetone Wed, 09 Jun 2004 11:15:24
んー、でも、今、もうすでに音楽の小売業界は立ちすくんでいるように見えるんですよね。外から見るのと中から見るのとではまた違うのかもしれません。
再販制度下ではCDの利益は限界まで価格を高くしたほうがより大きく得られるらしいのはなんとなく納得がいきます。再販制度下での廉売がメーカーにとって自殺行為であることの裏返しですから。
商売というのは0.1%しか利益が出なくても、より大きな金額が右から左に動くほうがトータルとしてのメリットは大きいと思うのですが、再販制度下での「高利益低売り上げ」のほうが小売店維持のためにはメリットが大きいと言う考えは傍から見て不思議です。利益を削っても売り上げを伸ばしたほうがメリットでかいと思うんですが…年商3000万と年商3億じゃ、粗利率の意味も大きく変わってきますよね。業界全体のパイを増やすためには、再販制の廃止と廉売路線の導入で縮退しきった市場そのものをもう一度膨らませるしかないと思うのです。 このままだと市場の更なる縮退とともにみんなまとめて自滅していくように見えます。
あと、現在DVDが過度としか形容できない価格競争をやっている背景は自由競争の導入とかじゃなくて、日本の小売市場全体の傾向がデフレ局面だからじゃないですかね。消費者の購買力がまっさかさまに低下しているこの状況下で、他者と比べて相対的な高価格なんて一日だって維持できませんですよ。その荒波をかぶりたくないなら再販制度の維持もやむなしでしょう。デフレが終わるのが先か、再販制度による高価格の維持の煽りで更なる売り上げ減となった小売店がばたばたと潰れるのが先か。 ただ、DVDだって全てのタイトルで廉価販売をしているわけじゃありませんから、そこは仕入れ担当者の努力によって低価格の大量廉売商材と、マニア向けと呼ばれるような数量限定の高収益商材を上手く組み合わせていけばいいんじゃないでしょうか。ゲームの場合、小規模な小売店舗がカメラ量販店と同じ商材で勝負しようという発想そのものに無理を感じます…ゲームの場合はちょっと特別なのかもしれませんが。 DVDとCD(この場合は輸入盤)には、大量廉売商材と高価格商品との間には厳然とした差異がありますし、市場は何の抵抗もなくそれを受け入れているように思います。
それを見ると、今の日本でCDの再販制度をやめたとしても、起きる混乱はそんなには大きくないんではないか、と思うのですが…
- 11 名前:raffine 投稿日: 2004/06/11(金) 21:35 [ 8gBVPzbs ]
- gonewiththewind Wed, 09 Jun 2004 12:35:47
DVDの廉売は別に日本の消費者物価の下落やデフレに従って起きたわけではなく、米国本土の価格体系に近づく形でハリウッドメジャーが価格を下げたことに他社も追随せざるを得なくなっただけ、という風に考えます。 そもそもリクープのほぼ終わったものの二次利用なわけですから、ハリウッド映画のDVDとこれから初めて商売をしようというCDの値段を単純比較するのは、販売側からしたら酷なことでしょう。 ※ただ、よく言われるように好きな映画のDVDとサントラCDを買ったらCDの方が高かったというようなケースでは、サントラ自体も映画の制作費としてある程度の収入があったはずで二次利用となるので、CDの価格体系に甘えた値付けであるとは言えるかもしれません。
廉売によってDVD(映像ソフト)は、手元に置いておく必要のないものまで買うという層を作りだしていると思われます。たしかに正規の1800円で映画を観ると想定して、2人なら大概のDVDが買える値段ですから、未見の作品でもDVD買ってしまおうという人たちがたくさんいるように思います。しかし音楽と違い映像ソフトはながらで楽しむことは難しいものだし、よほどのものでないと何度も繰り返して見るようなことはないでしょう。つまり、現況はバブルに近いものと言えるかもしれません。何度も見ないのだからすぐに中古に売ってしまうとか、そうやって市場が飽和に近づいたときに、じゃあやっぱり値段を上げますということもできないだろうし、アメリカのメジャー以外はどうやってしのいでいくんだろうかという危惧はあるんじゃないでしょうか。
販売側や業界全体という視点に立っても、高額商品(アニメや特撮、アイドルモノなどオタク層が買うもの)が他を補填するという発想は、出版業界が陥った構造と同じで、そんなに盤石なものとは思えません
- 12 名前:raffine 投稿日: 2004/06/11(金) 21:38 [ 8gBVPzbs ]
- bluetone Wed, 09 Jun 2004 16:05:08
その「必要ないものであるけれども廉価であることにより購買意欲を刺激された層」を生むことが廉売の最大のメリットであるわけですから、DVDの価格戦略は正解であったといえるのではないでしょうか?その層の形成なくしていくら二次利用であるとはいえ、現行のDVD価格と言うのは維持できなかったと思います。 邦楽バブル期のCDの価格と売り上げも、そういう層を上手く形成するのにちょうどバランスのよいものだったのではないかと思います。再販制度がなければ市場の推移にしたがっておのずと供給価格も下がり、適正なバランスを維持したまま邦盤バブルは続いていたかもしれません。 私見で言えば、現在のCD市況と言うのは、単純に「適正価格ではないから消費者がそっぽを向いたのではないか」と思えてなりません。だからこそ、再販価格を廃して市場を適正価格に修正して売り上げ枚数を膨らませ、パイを大きくして再起を図ったほうがよいのでは、という提案に繋がるのですが…再販制度を維持したままこれが可能ならすべきだと思いますが、再販制度下では安売りするより高売りしたほうが利益が出るというのは上で書かれていますので、再販制度を維持したままなら、そんなことはしないほうが得策です。
それと、高額商品と言った時に、まだろくな音楽コンテンツも投入されていないこの段階で、例示されたような「スキマ商材」のみでDVD市場の構造を決定されてもちょっと困ります。それこそNHKはじめ民放各局には放送用の膨大な音楽コンテンツが埋まっているわけで、それらは「視聴機会の困難さ」というバリューで充分「特定の消費者」に対して指向することが可能であると思います。この場合、ハリウッドバリューである必要もありません。この間、NHKで再放送されたKISSの放送録画なんか、上記の層が欲しい商材ではありませんけど、欲しい人は欲しいですよね?ある程度の金額でも買いますよね?そういうコンテンツはまだ山のように埋もれているわけで、現在の出版業界と構造が同じであるようにもあまり思えないのです。ベースとなる商材の基本構造が違うように思います。そもそもアニメや特撮なんてハリウッドメジャーは出してないですからね。
- 13 名前:raffine 投稿日: 2004/06/11(金) 21:39 [ 8gBVPzbs ]
- gonewiththewind Thu, 10 Jun 2004 01:09:05
bluetoneさん
再販制の撤廃とある程度の価格の低下をするべきというのは賛成です。結局大型輸入盤店がこれほどまでに受け入れられ、多面的な要素(広告収入等)があるにせよどこで買っても値段は一緒の邦盤までそこで買わせるほど浸透したのは、レコード会社の押しつけてるものでなく、バイヤーがリスクを背負って仕入れ自分の感性で推薦したモノを売るというシステムが良かったのだと想像できます。
DVDの高額商品の例示ですが、これはアマゾンのTOP100を見れば、現在売れている物で、ブロックバスター以外に何があるかという観察ができますが、それに従っただけです。ちなみに、放送用のコンテンツは過去のモノになればなるほど権利関係が複雑で容易にパッケージとして発売することはできないと思いますけれど、いかがですか? TVKの持っているライヴ映像が最近DVD化されていたり、確かYMOはバラエティー番組やCMまで収録したようなDVDを出したと思いますが、かなり例外的なケースかと。
アニメをハリウッドメジャーが出していない、なんてことはありません。ジブリ作品をブエナビスタが出して、アニメであろうと安価なパッケージソフトを出せるという前例になりました。 また出版社が怪物的に売れるマンガに依存して高収益体制を作り、ジャンプ神話が崩壊したあたりから全体に翳りが出てきたというのは事実としてあります。竹熊健太郎が指摘しているように、マンガ原稿の雑誌掲載時の安さや、単行本の異常な安さは、それが桁違いに売れる前提で設定されているわけで、廉価販売が当たり前になってしまっているDVDと似ていないでしょうか。
- 14 名前:raffine 投稿日: 2004/06/11(金) 21:40 [ 8gBVPzbs ]
- bluetone Thu, 10 Jun 2004 02:48:32
…最初に立ち返りましょう。再販価格下での廉売は自殺行為です。出版は果たして自由価格経済の下で商売をしているでしょうか?漫画の廉売が出版社の自滅の道であるのは、再販価格下での廉売は必ず破綻するというよい例ではないかと思うのですが… これと、再販制の縛りのないDVD市場を一緒くたにされても、ちょっと最初の前提が間違ってるんじゃないかという気が凄くしています。
するだけかもしれませんが。
- 15 名前:raffine 投稿日: 2004/06/11(金) 21:43 [ 8gBVPzbs ]
- 以上です。
6/8分にいただいたトラックバックは以下の通りです。 http://d.hatena.ne.jp/whatsmyscene/20040608#p1 http://banraidou.seesaa.net/article/200903.html http://d.hatena.ne.jp/inuinu/20040611#p3
6/9分にいただいたトラックバックは以下の通りです。 http://d.hatena.ne.jp/face_urbansoul/20040610#p5
以上でこのスレッドはストップします。
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