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須賀京太郎ハーレムスレ避難所
1
:
名無しさん
:2010/01/22(金) 19:11:33 ID:762l0YvI
2ちゃんねるアニキャラ個別板『須賀京太郎ハーレムスレ』の避難所です
367
:
名無しさん
:2013/04/22(月) 21:28:23 ID:FunBKads
というか管理人もここ見てなんで制限かかってんだ?って感じだったんじゃないか?
制限かけるべき単語とは思えんしわざわざ設定して無さそう
368
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 06:45:22 ID:KV8.n0e2
とゆー訳で朝の短い時間を使って
>>357
の続きを投下したいと思います
>>367
助けて先生、って管理人に宛てて書き込んでみるもんだな
369
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 06:47:53 ID:KV8.n0e2
「あああああぁーーーーッ!?」
「どうした淡!?」
唐突に泣きべそをかきながら正座していた淡が絶叫と共に飛び上がった。
照の変貌っぷりに一歩引いて眺めていた菫は、そのすぐ脇に居た為か驚き聞き返す。
「思い出した!!」
すっかり忘れてた、と京太郎を指さして淡は言う。
「きょうたろーの好きなタイプ教えなさいよ!!」
「…………」
「ちょっと、何で無言で近付いてくるの……」
「……てい」
「ーーあわ!?」
立ち上がったまでは良かったが、実際は正座の影響で産まれたての小鹿の様に震える淡の足。
そこを京太郎は容赦なく指でつついた。
「さて、悪は滅びたな」
「京太郎、私も気になるから教えて欲しい」
「照……お前が食い付きやがったか……だけど残念だったな、俺にはコレと言ったタイプは無いんだよ。それよりも淡のーー」
「ふっーーずいぶんと見栄すいた嘘を付くんだな京太郎。少なくともお前が、胸の大きな女性がタイプだと言う事は判明してるぞ?」
話題を反らした京太郎だったが、颯爽と菫が死角から現れシャープシュートで縫い止めた。
流石、白糸台のSSSの名は伊達じゃなかった。
370
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 06:51:47 ID:KV8.n0e2
「な、何の根拠があって俺が巨乳好きだと……?」
突然の狙撃にひどく狼狽える京太郎。
その慌てた姿はまるで、全身を使った”イエス“と言う返事に見えた。
「自分で言うのも恥ずかしいが……た、たまに私の胸を見てるじゃないか。それに、よく尭深の胸を視姦しているからな。これぐらい普通に気付くだろ?」
「せ、先輩……」
視姦じゃなくて拝めてるんだ、と否定したいがそれを言ったら元もこもない京太郎と真っ赤な顔をして自らの胸を両腕で抱える様に隠す尭深。
ただ残念な事に、それでは胸部が強調されてしまい逆効果だった。
そして、無意識の内にソレを目で追ってしまう京太郎の男らしさも、この場では非常に残念だった。
「ああ、改めて考えてみるとだから尭深に優しかったんだな。私には冷たかったのが腹立たしいが、色々と納得がいったよ」
「私も納得した」
「ええ、納得ですね」
「きょうたろーのエッチ」
四対の冷たい視線と四つ言葉が京太郎に突き刺さった。
「くっ、無性に死にたい気分だよ……だが残念だったな、確かに俺はオモチが立派な女性ーーお前らで言うなら菫や尭深がタイプだ」
だがしかぁーし、ともっぱら開き直り状態の京太郎は続けた。
「それが、必ずしも好きになった女性に当てはまるのか、と聞かれると実際はかなり違ったりするんだ。だから安心してくれーーって、いったい何を安心すりゃいーんだ?」
質問を質問で返しながら、ちなみに胸が小さくても尭深には優しかったと思うぞ、とフォローも忘れない。
基本は鈍いがこう言う部分は出来る男である。
371
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 06:56:07 ID:KV8.n0e2
「私達に聞くな。しかし、”実際はかなり違う“と言う事は、京太郎には誰か好きな女性がいるんだな?」
「……何のお話しでしょうか?」
「ハイハイ、はぐらかしても駄目だよ。さあさあ被告人須賀のきょうたろー、さっさとゲロンパしちゃいなさい!!」
ズイッ、と二人の会話に割り込む淡。
普通に立ってるあたり、なかなか肉体面の復活が早いみたいだ。
「いや、今はいない……かな?」
アハハハ、と笑いなが答える京太郎。
「……菫」
「ふっーーダウト」
「えぇぇーーーッ!!?」
照の声と共に再び白糸台のSSSが発動した。
京太郎は物の見事に射抜かれた。
「京太郎……嘘はいけない。この場は正直に言うべき」
「そうだぞ京太郎。私達は仲間じゃないか、秘密なんてあっちゃならないと思わないか?」
「君達、プライバシーって言葉を知ってるか?」
「きょうたろーにプライバシーは存在しないんだよ!!」
「……そりゃ初耳だ」
三人の勝手な言い分に呆れる京太郎。
ちなみにこの時、二年の二人は完全に傍観者のポジションに落ち着いているあたり、なかなか賢いと言えた。
「ハァ……そこまで言うならさ、先ずはお前達から秘密を打ち明けろよ。そしたら俺も正直に話すからさ?」
そうじゃなきゃフェアじゃないだろ、と一つの提案。
「ふっ、それはセクハラだぞ京太郎」
「乙女の秘密は男子には口外禁止」
「成る程、よくわかった。お前らと友達でいられる自信が今日一日でずいぶんと薄れたよ」
男女の友情ってこんなもんか、と女所帯の現状に涙が溢れる京太郎。
同時に、逆セクハラって何だったっけ、と考え始めた。
「もう……テルーもスミスミも仕方ないなぁ〜……じゃあ私が秘密を一つだけ公開してあげる。それで解決でしょ?」
「ちょっと待て淡、スミスミって私の事か?」
「菫、ここは淡の知略に流れを委ねる時」
「ふふふ、流石テルーはわかってるね……さあきょうたろー、この高校100年生の淡ちゃんの何が知りたい!!」
腰に手を当て、デデン、と照よりは僅かに突起のある胸を張る淡。
372
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:00:27 ID:KV8.n0e2
「……あぁ〜……まあ、そうだな……」
ぶっちゃけ興味ないしなー、としばらく首を傾げる京太郎。
「……そうだ、一昨日の放課後……5時から6時の間に何をして教えてくれ」
「へへ〜ん、それぐらい簡単……あっ……!?」
「どうした、答えられないのか?」
何かに気付いた淡は、小刻みに震えだした。
「あわ……た、確か学校に居たかな……」
「だろうね。それで?」
ニコニコ笑顔で優しく続きを促す京太郎。
「ね、寝てる男子生徒の顔にマジックで落書きしました」
「ふぅ〜ん……それは何処で?」
「あ、あわ……ぶ、部室……でした」
「じゃあ、相手は誰った?」
「あわわ……さ、三年の男子生徒だった記憶が……ありましゅ!!」
「三年の男子ねぇ……それって、金髪でこんな顔してなかったか?」
「あわ、あわわわわ……あわわわわわわッ」
自分の顔を指さす京太郎に、ガクガクブルブルッ、と可哀想なぐらい体を震わす淡。
「そうか、今時”つるさんはまるまる“なんて古い落書きをするのはやっぱりお前だったか……しかも、ご丁寧に油性のマジックだったよな?」
「あわわわ……あ、あれは出来心だったーーアゥッ!?」
はい退場ッーーと京太郎はすかさず淡の脳天に落雷の様なチョップを喰らわせてた。
ーーベチィィィインッ!!!
と非常に生々しい音がして、周りに居た誰もが頭を抑えてしまうほどそれは見るからに痛そうな一撃だった。
373
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:05:30 ID:KV8.n0e2
「自業自得……だね」
「そうだな、こればっかりは自業自得だな」
「うわー」
「淡ちゃん痛そう……」
「さて、これで本当に悪は滅びた。じゃあ、いい時間だし帰ろうか」
言って京太郎は、床に突っ伏す淡には目もくれず帰ろうとする。
「ーーちょっと待て」
「な、何ですか部長さん?」
「どさくさに紛れて帰ろうとするな。帰るのは構わないが、ちゃんと言うべき事を言ってから帰ってもらおうか」
チッ、と舌打ちをするも菫に腕を掴まれ逃げられないと理解する京太郎。
どうやらこれは、年貢の納め時の様だ。
「……わかった。わかったから手を放してくれ。特に照ーーお前に至っては足を放せ」
「逃げない?」
「ああ、逃げないから放せ」
「……なら放す」
何故だが若干の渋りを見せる照。
渋々、と言った顔で少しだけ放れるも不思議そうに首を二三傾げると、またすぐに京太郎の足に抱き付いた。
「……何してるんだよ?」
「ん〜…………うん……悪くない」
「……いや、早く放れろって」
「京太郎。これ、コアラみたいですごく落ち着く」
「お前は赤ちゃんか。いつまでもアホやってないで早くどけ」
呆れ顔で言って、京太郎は抱っこちゃんの様に足に抱き付く幼馴染みを引き剥がした。
そして、じゃあ本題に入るか、と腕を組んでから遠い目で語り始めた……
「つってもまあ、実際は好きと言うか好き”だった人“の話しになるんだけど……」
ちょっと意味が違うよな、と染々語る京太郎。
374
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:12:38 ID:KV8.n0e2
「……好きだった人?」
と聞き返す照。
「ああ、初恋の人って言えばわかり安いかな。俗に言う、少年時代の憧れったヤツだよ」
「なら、今は違うの?」
「ん、まあな。俺が麻雀に興味を持つ切っ掛けになった人で、年なんかも結構上なんだけどいまだに可愛らしい人でさ……」
少しずつほろ苦い思い出を掘り起こして、京太郎は照れ臭そうに笑った。
その表情に照は、やっぱりそっか、と呟いて一人ミーティングルームから出て行こうとする。
「あれ、最後まで聞いてかないのか?」
「構わない。それを聞いて私も色々と思い出した……ちっちゃい頃、その人がテレビに映ってるのを観ながらよく言ってたよね」
「……まだ長野に居た時の話しなのによく覚えてたな?」
「エッヘン。京太郎との事は、全部じゃないけどだいたい覚えてる自信がある」
「いや、胸を張られても……」
「良いの。これが私の自慢の一つだから」
「張る胸も無いのーーごめんなさい口が過ぎましたね、許してください……で、どんな自慢だよ?」
「私にもとっては大事な自慢」
そう言って照は微笑んだ。
いつも照が取材の時に浮かべる飾った笑顔とは違う満面の笑み。
それは、まだ二人が幼い頃ーー照が長野に居た時に浮かべていた笑顔だった。
「用事があるのを思い出したから今日は先に帰る。京太郎は菫達に昔の話しでもしてあげて」
それだけ言って照は部屋を出て行った。
去り際に京太郎が見た背中は、不思議と少し寂しげだった。
「どーしたんだアイツ?」
「……京太郎」
「ん、何だよ菫?」
「話の続きは明日だ。今日はもう遅いから解散にする」
帰るぞ、と言って菫は尭深や誠子を引き連れミーティングルームを後にする。
「…………」
いきなり一人だけ取り残された京太郎。
訳わからん、としばらくの間アレやコレやと考えるも答えは見付からず、
「……帰ろう」
結局、考える事を放棄した。
375
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:16:43 ID:KV8.n0e2
まだ数人の部員達が残る部室を出て、京太郎は一人下駄箱へと向かう。
その途中ーーポケットの中で携帯が振動した。
「あれ、菫からメールかよ……」
何かあったのだろうか、と少し前まで顔を合わせて居た相手からのメールを不思議に思う京太郎。
内容は、『さっきから校門で照が黄昏てる。何の用事かは知らないがアイツが心配だ。エスコートを頼まれてくれ』との事。
わかり安く言ってしまえば、毎度お馴染み迷子のご案内だった。
(……つーか、よくよく考えたら部室の戸締まりがあるから必然的に菫は最後まで居るんだよな。なのに何で他に部員が残ってたのに尭深や誠子と出てったんだ?)
訳わからん、と改めて首を傾げる京太郎。
しばらく考えるも、どうせ考えてもわっかんねぇーしとりあえず行ってみるか、と再び考える事を放棄した。
「さて、迷子を拾いに行きますか……って、もうこんな時間か……」
下駄箱へ向かう途中で京太郎は、廊下を歩きなが窓から射し込む夕日を眺めて呟いた。
「ーー咲や皆は元気にしてるかな……」
長野に居た頃の友人や照の妹ーー宮永咲の事を思い出す。
それは、自分が東京に居ても同じ夕日を眺めてるだろう故郷の仲間達と、幼馴染みの一人である可愛いい妹ぶん。
控えめだが笑うと花が咲いた様な印象を受ける咲だったが、京太郎が思い出せる咲の浮かべた最後の表情は泣き顔だった。
ーー行かないでよ京ちゃん……
シャツの袖を引かれ、そう言われた時の事が鮮明に思い出せる。
照と咲ーー京太郎からすれば家族に近いし存在だった。
どちらも大切であって、きっとどちらか一方を選ぶ事は一生ないだろう、とそう思っていた。
だが、今になって思えばあの時の京太郎はーー。
(俺は多分……照を選んだんだろうな……)
優劣のない存在に優劣を付けた事に、ここ(白糸台)に居る事が何よりの答えだろう、と噛み締める様に実感する。
誰かに打ち明けたのなら”考え過ぎだ“と笑われるだろうが、京太郎は嫌が追うにもそうだと思ってしまう。
「そっか、咲も今じゃ高校生だよな……」
下駄箱に辿り着いた京太郎は、靴を履き替えながら咲の制服姿を想像した。
ブレザータイプかまたはセーラ服だろうか、とそもそもここ一年連絡を取ってないのでどこの高校に行ったのかもわからないのだが、想像だけは無駄に膨んだ。
思い立ったら何とやらで、久しぶり電話でもしてみるか、と照が居るだろう校門を目指して歩きながら思った。
376
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:23:14 ID:KV8.n0e2
校門を背に照は夕日を眺めていた。
ああは言ったが実際には用事などあるはずがなく、ただ逃げる様にしてこの場所へと辿り着いた。
そして、一人で夕日を浴びながら色々な事を思い出した。
一つ目には妹との事で、二つ目には親との事だ。
そして、三つ目にはーー京太郎と自分の幼い日々の事だった。
(初恋は……叶わない……そんなのはどうでもいいーー)
例えばそれが叶いもしない夢ならば現実に変えてしまえ、と暗示の様に言い聞かせた。
(そうーーそれは麻雀と同じ事。いつもの様に、勝ちを手繰り寄せ掴み取るみたいに、現実を塗り替えれば済む話し。私は絶対に負けない)
よしッ、と一人茜色に染まる空にガッツポーズをする照。
端から見たら変な人だがそこは麻雀関係の知名度と同様で、実は宮永照この界隈ではそっち方面でも割と有名である。
登下校中などに本を読みながら歩いていて電柱にぶつかる事がよくあり、電柱に引っ掛かった事に気付かずそのまま進もうとして京太郎や菫に頭を叩かれる事も同じぐらいある。
要するに照が変わっている事は誰もが知っているのだ。
「コラコラそこのお姫様。貴女はいったい何をしてるんだ?」
「んーーこれは単なる勝利予告」
「夕日に向かってか、お前って意外とスポ根なんだな……」
いつの間に現れたのだろうか、横に並ぶ様に立って照と同じ夕日を浴びている京太郎。
「京太郎は何をしてるの?」
「俺は迷子センターからお知らせを受けて、迷子を回収しに来ただけだ」
「……なら、早く行くといい。ここに迷子は居ない」
「そうだな、腹も減ったし早く帰るとするか」
そう言いながら京太郎は、照の手を引いて歩き出した。
377
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:28:44 ID:KV8.n0e2
「……何で手を引くの?」
と京太郎に手を引かれた照は不思議そうに聞いた。
「ん、嫌だったか?」
「ううん、違う。けど、私は用事があるから……」
「なら、途中まで一緒に行くぞ」
「……何で……?」
「お前の事だから目的地に辿り着くまでに迷いそうだし、もう時間も時間だからな。帰りが遅くなっておばさんに心配をかけさせるのも気が引けるし……」
何より俺が心配だ、と言って京太郎は歩みを止めた。
そして、照に振り返って笑って見せた。
「…………」
夕日に照らされた京太郎の笑顔が、照には幼い日々の面影を思い出させる。
一緒に遊んだ公園や学校での事だったり、二人並んで歩いた街並みや畦道の景色だったり、今と同じ様に夕日を浴びながら影踏みをして遊んだ帰り道だったり……
どれも大切な思い出ーーでもそれは同時に、今は近くに居ない大切な家族を思い出してしまう。
それは、否定しても消せはしない寂しさを感じさせる記憶だった。
(ーーでも……)
と照は心の中で言葉を紡ぐ。
今も手に伝わる温もりが確かに存在する事が、嬉しくて堪らない。
(京ちゃんはーーここに居てくれるから、そんなに寂しくない)
もし一つでも過程が違ったのなら、この場所に京太郎は居なかっただろう。
もし年が一つでも違ったのなら、京太郎とこんなに親しくなれなかっただろう。
もし京太郎が照ではなく咲と先に出会っていたら、彼や彼女らは今頃どうなっていただろうかーー。
IF(もしも)はわからないが、もしかしたら現状がIF(もしも)で構成されているのかも知れない。
一人の人間でしかなく、まして神や悪魔ではないのだから運命などわかる訳がないが、一度考え出すと止まらなくなる。
378
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:31:31 ID:KV8.n0e2
「もしもぉーし、急に黙り混んだけど大丈夫か?」
京太郎は自分の顔を見つめて考え込む照に心配そうに聞いた。
照は繋がれた手を強く握り返して応えた。
「ーー京太郎」
「お、どうした?」
「いつも私の側に居てくれありがとう」
夕日のせいで目立たないが少し赤みがかった頬と、感情の機微に乏しい瞳に込められた熱。
それを、言葉と共に真っ直ぐ京太郎へと向けた。
「……い、いきなりどうした?」
「私は相手が誰にも負けないって事。相手がプロでもアマでも関係ない。だから少しだけ待ってて」
「あぁ〜……うん、よくわからないけど麻雀の話しね」
「ちょっと違うけどそう言う事だから、京太郎は私と約束するべき」
どっちも勝負事だから、と照は力強く頷いた。
「約束って言われても、話がみえないんだが?」
「大丈夫。それが私と京太郎の幸せに繋がるから、信じて待っててくれればいい」
「あ、そうなの?」
「そうーーだから約束して、私が一番になるまで待ってるって」
いつになく真剣な表情で言う照。
よくわからないままだったが、京太郎ははぐらかす事はせずに頷いた返した。
「ああ、わかった。その約束、確かに承ったぜ」
「うん、約束だよ」
夕焼け空の下、手を繋いで笑い合う二人は昔も今も変わらない。
その変わらない関係がどう変化して行くのか、またはそこに別の第三者が加わるのかは、今はまだ誰にもわからない事だ。
ただ言える事は、そんな二人を遠くから眺める人や強く想う人が、同じ空の下に居ると言う事だけだったーー。
三年生京太郎のこぼれ話し・白糸台編、一先ず完
379
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:33:57 ID:KV8.n0e2
話し伸び過ぎて駆け足に終わらせた感が否めないけど、とりあえずの終わりで
で、↓にオマケを2つほど
380
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:35:56 ID:KV8.n0e2
オマケ『少し後の二人』
「京太郎……」
「ん、何だよ照?」
「グミ、いらないなら返して」
「…………」
「返して」
「え、嫌だけどっーー」
ーースパァン!!
それは光速のフリッカーだった。
「ーーぶっ!! い、いきなり何をするんだよ!?」
「……返して」
「嫌だよ。あれは貰ったんだから誰が返すもんかーー」
ーースパパパァーーーン!!
「あうあうあうあうぅぅッ!!」
それは、嵐の様なフリッカーの雨だった。
右左右左、と京太郎の頭が振り子の様に揺れた。
「どう、返す気になった?」
「か、返すから……返すからフリッカーは勘弁して……」
「うん、なら許す」
「あ、ありがとうございます……」
宮永照、コークスクリューに続きフリッカーをもマスターするあたり意外に技巧派だ。
幼馴染みの新たな一面を知った京太郎であった。
381
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:38:22 ID:KV8.n0e2
オマケの2『忘れ去れた高校100年生』
「……で、こんな時間まで何してたんだ?」
「あわ……ぶ、部室で寝てました……」
「大星。昼間は私の授業に遅れて来たと思ったら、次はこれか?」
「あわわ……しゅ、宿直が先生だったなんて知らなかったんですよ〜……」
「まあ、宿直が誰かなんて関係ない。問題はこんな時間まで教師や保護者に無断で校内に居た事だ」
「あ、あわ……だ、だってそれは……」
「しかもだ、私の顔を見た時……君は確かハゲと叫んだよねぇ?」
「あわ、あわあわ……き、気のせいじゃけえのう!!」
「うむ、何故に広島弁なのかは置いとくが……この際だ、親御さんが迎えに来るまでじっくり話し合おうじゃないか……なあ、大星?」
「あ、あわわわわわわわわわッ!!?」
「ちなみに、お前の親御さん……かなり怒ってたから、覚悟しとくといいぞ?」
「せ、先生……」
「どうした?」
「……私は貝になりたいです」
「そうか、大星は面白いな」
「ほ、本当ですか?」
「ああ……しかし、大星が貝になりたいなら私はラッコになりたいな。そしたら余計に面白そうだ」
「アハハハ、それって私の事を撲殺じゃないですか〜」
「ああ、実に面白そうだろ?」
「アハ、アハハハ……助けてきょうたろー……ヘルプだよぉーー!!」
「大星は面白いな。先生、これからの三年間が実に楽しみだよ」
ーーカンッ!!
382
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:42:44 ID:KV8.n0e2
と言う訳でお疲れ様っス
プロに繋がる伏線とか色々考えて頭が痛いっス
最近すこやんが可愛いっス
383
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 07:56:12 ID:4YLZ9vlE
乙
微妙にすっきりしないし個別エンドも下さい
384
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 08:25:47 ID:KV8.n0e2
どこのエリアに所属させるかで色々考えてたから、関西と関東での何パターンかの相関図は出来てたけど明確なルートは決めてなかったんだわ
じゃあ、オマケついでに何個かパート考えとく
385
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 08:42:44 ID:KV8.n0e2
忘れてたが、とりあえず菫と淡とたかみーでオケ?
ちなみに、亦野さんはキャラが一番把握出来てないからネタに走らせないとかなり苦しい
宮永さんはあるかも知れない次回に期待して下さい
386
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 09:03:37 ID:R/C0gIWw
照は今回のが個別扱いなのか…?
書ける分だけでも落として貰えると嬉しい
387
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 12:22:44 ID:KV8.n0e2
んにゃ、個別と言うか単純に日常の色々と濃厚な一コマを書いただけで、誰かの固定ルート的な部分は薄い感じ
ただ一本道になると必然的にテルーする
ちなみに、本筋では菫は京太郎に関して照に遠慮してる感じにしてる
尭深は曖昧な立ち位置でフィッシャーはネタに走ったし淡は言うまでもない
照はやっぱりてるてるだ
最初は長野の三年面子メインにしたかったけど、途中まで書いたデータがブレーカー落ちて消えたから白糸台書いたんだ
とりあえず、菫と尭深で余裕あったら淡で頑張ってみる
それ終わったら大阪勢とかすこやん出したいから別の地域バージョンや続編も頑張ってみる
388
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 13:04:58 ID:qimjSTlA
面白いが終わり方がもやもやするな
せめて照とのその後だけでも下さい
389
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 19:58:01 ID:4TSJY5BA
面白かったがこれで終わりと言われるとえっ?って感じだな
白糸台以外も期待してる
390
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 20:47:52 ID:3Re6hreg
「えっと、聞いた話によると多分ここですね」
「はーい、どなたですかー…?」
「若あああぁぁぁぁ!」
「え、ちょっと、福路さん?!」
「福路さんなんて余所余所しく呼ばないでください、若」
「人目につきますので部屋に入ってください…」
「若と個室に二人っきり…」
「何もしませんよ?」
「手を出してもかまわないんですよ?」
「清澄が出場停止で問題になりますから、しません」
「こういう状況じゃなければしてくれたんですか?」
「ノーコメントで、お願いします」
「そういえば、若」
「何ですか?」
「どうして雑用を甘んじているのですか?」
「福路さんと同じような感じですよ」
「それは若が牌に触れられないって事ですよね」
「いいんです、それが皆のためになるのなら雑用程度引き受けますよ」
「でも、それじゃあ」
「それにお忘れですか、うちには和もいるんですよ?」
「若に雑用させているだなんてどういったつもりでしょうか」
「彼女の事情を考えるに俺が雑用していたほうがいいんですよ」
「若がそこまで言うのであれば…」
「それに俺は二人が楽しく麻雀をしていてくれてる方がうれしいんだ」
「そんな事いわれたら、何も言えなくなるじゃないですか…若のばか」
総大将と側近
名前だけ出てきたお目付け役
中の人ネタ
391
:
名無しさん
:2013/04/23(火) 20:48:23 ID:3Re6hreg
これ以上思いつかなかった すまない
392
:
名無しさん
:2013/04/27(土) 13:48:08 ID:4d2bBb6E
本スレの415です
さるさんくらってしまったので最後のレスはここにします
やっぱり長すぎた…
本スレ
>>424
の続き
初美「…今度は別の形で会いたいですねー」
霞「ハッちゃん、何か言った?」
初美「別に何でもないですよー」
白望「よかったね、胡桃」
胡桃「…何が?」
白望「許してくれて」
胡桃「…うん」
菫「全く、探したぞ照」
照「ゴメン。でも京ちゃんのおかげで戻れた」
菫「京ちゃん…か」
照「あっ…それはその、」
菫「別にいいよ。ただ、お茶を飲んだら、そのにやけた顔は戻してくれよ」
照「う…頑張る」
京太郎「部長!」
久「あ、須賀君…」
京太郎「これから練習ですよね」
久「そ、そうね。…須賀君、一つ聞いていい?貴方は、どこの生徒?」
京太郎「…もちろん、清澄ですよ」
久「……そう、よね。うん!じゃあ、行きましょうか!」
京太郎「オッス!」
カン!
393
:
名無しさん
:2013/04/27(土) 13:53:12 ID:djmzY.nI
やっぱりか乙
一応転載しようか?
394
:
名無しさん
:2013/04/27(土) 13:56:56 ID:4d2bBb6E
>>393
すみません、お願いします…orz
395
:
名無しさん
:2013/04/27(土) 14:04:37 ID:4d2bBb6E
>>393
ありがとうございました
今度はもっと短くまとめなければ…
396
:
名無しさん
:2013/04/27(土) 14:07:05 ID:FhJYauYc
転載ぐらいいくらでもやるからむしろもっと長く頼む
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これであなたもハムの人。
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